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映画2:ブルックリン

◆あらすじ 

 アイルランドから移民としてニューヨークの「ブルックリン」へ赴いた主人公の大人への軌跡を描いた話。

 

「大人への」という言葉で形容したのは、ストーリーの当初は幼い印象の主人公の内面的成長を大きく感じられるから。

 

異国での慣れない共同生活、仕事、新たな出会いや別れ、迫られる決断とテンポよく物語が進み、少しずつ所作に風格が感じられるようになる、そんな作品。

 

◆感想

 序盤のホームシックになる箇所は、観ていて歯痒く感じるが、やはり成長物語は、観ていて心地が良かった。

 

主人公に自分を投影させて自分の事を振り返って楽しむ事も出来るし、山あり谷ありの展開の中で、カタルシスを感じられる瞬間があった。

 

個人的に特に印象に残った場面は、一度帰省しブルックリンの地に思いを馳せながらも故郷に留まる事を考え始める箇所。気の許せる地元の友人や、母親の想いを汲み取ろうとする優しさが良かった。

 

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