読書感想・忘備録ブログ

読書・映画ログ、ときどき忘備録を書きます。

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本10:タルト・タタンの夢

あらすじ 小さなフランス料理屋「ビストロ・パ・マル」。シェフを務める三舟は、侍のような風貌をした変わり者。 他にも、副料理長の志村、ソムリエ 金子、ギャルソン 高梨が揃い、お店を盛り上げる。小さいお店ながらも料理の評判は良く、常連客も着くほど…

映画5:セブン

あらすじ いかにも犯罪が起こりそうな荒れた街で、とある猟奇的殺人事件が起こる。現場には肥満男性の遺体が横たわり、そこには暴食という犯人からのメッセージが・・・。 後に7つの大罪「傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・暴食・色欲・怠惰」の一つを示している事…

homeとhouseの違い

ふと思ったのが、英語のhomeとhouseの意味の違い。どちらも直訳すると「家」だし、どう使い分ければ良いか釈然としなかったので調べてみた。 home【名詞】とは アルク 英辞郎によると、 〔人が住む場所としての〕住居、住まい、家 〔人が住む構造物としての…

本9:サクリファイス

あらすじ 本作の題材はサイクル・ロードレースで、目新しさを感じさせる作品。 サイクル・ロードレースは、チームで活動するスポーツ。チームには、有力選手を勝たせるアシスト役がおり、先頭に立って風切り役となったり相手のペースを掻き乱す役割を担う。 …

映画4:フラワーショー

◆あらすじ 幼少期から自然を好み、調和のとれた庭作りに憧れるヒロイン・メアリー。 その想いを胸にガーデンデザイナーを志す所から物語は進んで行く。 初めは、プロ・シャーロットのアシスタントとして活動スタート。しかしシャーロットの強欲さに振り回さ…

本8:王妃の館

◆あらすじ 倒産寸前の旅行会社が苦肉の策で出した「光」と「影」のフランスツアー。どちらも王妃の館宿泊を売りにするが、実態は詐欺まがいの二重売り。 そんなトンでも企画に参加するメンバーがまた個性派ぞろい。有名作家、詐欺師にオカマなど・・・。 ツ…

本7:しんがり

◆あらすじ:実在した会社「山一證券」の経営破たんに隠された真実。 本のタイトル「しんがり」とは、いくさに敗れ敗走する部隊の最後尾で敵の進軍を防ぐ役割の事。 その言葉通り、「しんがり」メンバーが山一証券不正問題の真因を巡り権力者に疎まれながらも…

旅行4:呼和浩特 後半の2

1.もう一つの草原へ 仮眠後に向かったのが、観光用の草原地。値段が高く、他のツアー者は行かない傾向らしいが、我々は記念参加。歩いて回るコースがある。 コースは上下の移動が激しく、特に急な所はゴンドラで下る。 こちらがゴンドラの景色。キレイな眺…

映画3:悼む人

蟹工船、まほろ駅前などに出ていた高良健吾が主演の作品。 主人公は、旅を続けながらそこで亡くなった人を見つけ、悼んでいくというもの。 直接的な映画の感想でないが、この話を聞いて思い出したのが昔の先生の言葉。 「自身が死んだ時、その死を悲しんでく…

旅行3:呼和浩特 後半の1

1.3日目 この日は、朝一で草原ツアーへ参加。まずはDiDiで集合場所まで。超便利。 集合場所に着くと、待ちぼうけする高校生らしき男の子を発見。聞けば、同じツアーの参加者で、高校卒業後の休みを利用しているらしい。 そんな会話を続けるうちに、15分。…

旅行2:呼和浩特 中盤

3.二日目 2泊目の宿が徒歩圏内だったので、周りをぶらぶら散策開始。 街並みは、予想以上に発展しており道路も大きくびっくり。 途中、公園を発見。遊園地のような施設、貸しボート、釣り場などたくさんの遊び場が揃っていた。 現地の家族の遊び場なのだろ…

旅行1:呼和浩特 前半

7/7~11の期間、中国北部の呼和浩特へ行ってきた。 友人が中国に出向中で、激励も兼ねた中国訪問。せっかくなので、普段行かない場所へ旅行しようと話をし、結果呼和浩特へ行く事に。 1.出発 この呼和浩特、フライトを調べると中部国際空港から直通のLCCが…

映画2:ブルックリン

◆あらすじ アイルランドから移民としてニューヨークの「ブルックリン」へ赴いた主人公の大人への軌跡を描いた話。 「大人への」という言葉で形容したのは、ストーリーの当初は幼い印象の主人公の内面的成長を大きく感じられるから。 異国での慣れない共同生…

iphone6の地図

iphone6の地図で日本を見たら2つの地名が見えた。 東京と、Anju・・・ Anju?東京に次ぐ日本の都市? もう少しズームしてみて確認。 う~ん、この地名は聞いた事ないな。滋賀県あたりだろうか。 いずれにせよ、アップルはどういう意図でこの地名を入れたのだ…

映画1:疑惑のチャンピオン

◆あらすじ ツール・ド・フランスを7冠した「ランス・アームストロング」。 そんな彼のドーピング疑惑にスポットを当て、デビュー~引退後までの半生を描き、疑惑の真相を突き止めていく物語。 ◆ポイント(※ネタバレあり) 疑惑の真相は既知のため、個人的な注…

本6:僕のなかの壊れていない部分

生きる事の意味を深く洞察した作品。 タイトルの反語である「僕のなかの壊れている部分」とは、世の中を冷めた感情でしか見れない彼の心を指す。 その背景は二つ。一つは幼少期に母親から捨てられ、自分は守るほど大切ではないと悟った事。自分自身に対して…

本5:ベルリンの秋

「プラハの春」の続編で、共産主義が取り巻く歴史ドラマに亮介・シルビアの物語が加わり話が進む。 歴史物の小説としては、国同士の協力関係や当時の政治的局面を話の中で理解出来るのでおすすめ。 ストーリーは、悪役?であるヘスの圧倒的な強さがとにかく…

本4:世界の測量

タイトルだけでは想像が難しい作品だが、個人的にはかなり面白い作品だった。 主人公は、数学や物理学の分野で世界に功績をもたらしたガウス、コスモスなどの著で知られるフンボルトの二人。同時代に生きた彼らを繋ぐ物語。 一方は机上思考を繰り返す事で世…

本3:プラハの春

1968年にチェコ・スロバキアで起きた「プラハの春」を題材にした作品。当時の歴史が、著者(元外交)の実体験ベースに描かれている。 印象的だったのは、ソ連による軍事介入の描写。住み慣れた土地に戦車が侵入し、威嚇発砲の銃が鳴り響く情景がリアルに表現さ…

本2:空飛ぶタイヤ上

◇あらすじ トラックのタイヤ脱落事故が起こり、整備不良を疑われ窮地に立たされる赤松運送。 しかし、その影にはそもそもトラックに構造的欠陥がある事が見え始め、隠蔽を試みる大企業=ホープ自動車。 そんな大企業に挑む赤松運送 VS. ホープ自動車の話を中…

本1:アヘン王国潜入記

◇あらすじ: 日本人にとって未開の地「ゴールデントライアングル」。中でもアヘン栽培が盛んなワ州へ行き、現地体験をする著者。 ワ州の村には、アヘン栽培をする村人達の姿・独特な風習やアヘンに取り巻く人達の世界が見える。 例えば、日本から持ち込んだ…